海には魚がたくさんいる
カトマンズからロンドンへのトラック旅行をしていた1998年から2000年。数ヶ月ロンドンに滞在をした後、3ヶ月に一度のペースでロンドンに通って、システム構築などを行っていた時期がありました。
当時は20代前半ということもあって、自由気ままに生きていたのですが、世界各国の友人から色々な話を聞かせていただいた中に「海には魚がたくさんいる」という言葉があり、この言葉がすごく記憶に残っています。この話をされた時、「私の海には一匹しか魚はいません」と言い返したこともありました。
この言葉の真意は、今から思えば「一つの可能性に賭けるのではなくて、多くの可能性があるのだから、それを受け入れた方がいい。」という感じで言われたのだと思います。でも、私は一つに固執をしてしまう傾向があって「簡単にあきらめる訳にはいかない!」と、事実の受け入れを拒否していたようにさえ思います。でも、今も昔もあまり変わりがなくて、本質はまだ何にも変わっていないのかも知れません。
各大陸にいる外国の友人からよく言われた言葉に「インテンス」と「エキセントリック」と評されたことがありました。「集中力がある」と「奇想天外」とでも訳せるのかもしれませんが、彼らが私から受ける当時の印象のようでした。今は、もっと違う言葉をいただけると信じております。
エキセントリックは「変人」という意味もありますので、褒め言葉だけとはとらえられないですが、比較的、イギリスの友人達にはは受け入れていただけたような印象が強くあります。理解者が多いというか、エキセントリックである人を暖かく受け入れてくれる土壌を感じました。ある公式のパーティーで、剣道着を着て参加をした際も「あなたは、なんて伝統的な人物だ」と言われて、すごく喜ばれたこともありました。日本のパーティーで同じことをやったら、きっと、軽蔑されてしまったかも知れません。「海には魚がたくさんいる」と教えてくれた人は、きっと、他の可能性があることを知っていて促してくれていたんだと今から思うと感じます。
今年はイギリス訪問する機会は作ることは難しいですが、自分が一番自分らしくいられる空気のような、認めていただけるような自由な風土に心地よさを感じていました。来年あたりに機会を見つけて訪問が出来ればと願っております。
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